AMP 8 / T+A
AMP 8
T+A 25年間の「デジタル技術とアナログ技術」
T+Aは、約25年間、最高度品質のデジタル機器とアナログ機器を設計・製造して参りました。デジタル音楽をごく自然に美しく再生するには、デジタル信号処理が大変重要であったからです。90年代半ばには優れたDACを搭載したユニークな「PreDA3000 AC」というプリアンプも発表しました。
T+Aの最高峰である「PDP 3000 HV」はD/Aコンバーターの性能と、私たちの感性に響くアナログ回路によって最高度のパフォーマンスを誇りました。また、ここ数年間ではデジタル音楽の多様化、ストリーミングサービスの普及により外部環境も変化してきました。
T+Aには過去に積み上げたデジタル技術とアナログ技術があります。フラッグシップ機のHVシリーズは私たちの技術の大成なのです。
8シリーズ、ハイパフォーマンスパワーアンプ「AMP 8」誕生へ
ファーストモデル「DAC 8」で培った技術とノウハウを凝縮し、新たに生まれ変わった「DAC 8 DSD」に組み合わせるべくハイパフォーマンスパワーアンプが誕生いたしました。それがAMP 8です。
AMP 8は、フラッグシップHVシリーズの技術を応用した、T+Aが自信を持ってお届けするハイコストパフォーマンス、ステレオパワーアンプです。小さい筐体にもかかわらず、品位の高い、そして十分なパワーを生み出します。
AMP 8は、力強くダイナミックで、精密描写に長け、デリケートでニュアンス表現にも優れた「DAC 8 DSD」に欠かすことの出来ないパワーアンプなのです。
最高品位アルミシャーシ採用
8シリーズのシャーシには最高品位アルミニウムを採用しています。トップ、ボトムプレートには厚い機械加工されたハードアルミを。フロント、リアパネルには精密エクストルード加工による高品質ハードアルミで構成されています。
シールドを完璧に行い各回路は独立して電磁波などの影響を皆無にすることができました。メイド・イン・ジャーマニーならではのドイツの品質です。
T+Aの製品は、すべてドイツ国内で、ドイツ人によるハンド・メイドで拘りを持って製作されています。
クロスカップルドA級アナログアンプ
AMP 8の回路は、HVシリーズ、PA 300 0HVに基づいたハイボルテージ回路を採用。そして特筆すべきは、入力段にFETを使用したクロスカップルドA級アナログアンプです。
A級クロスカップルド・ホークスフォード・FETカスコード回路。出力段は電流を増幅する回路で、安定性に優れた高品位サーマルトラックオーディオトランジスターを採用しました。
高電圧の入力段と、カレントアンプステージである出力段を完全隔離いたしました。パワーサプライも別々です。それによってスピーカーからの逆起電流による干渉を排除してします。
Specifications
- 入力感度(RCA)
- 0,7 V / 10 kOhms
- 入力感度(XLR)
- 1,4 V / 5 kOhms
- 連続実効出力(RMS)
- 80 w x 2 (8Ω) / 110 w x 2 (4Ω)
- 周波数帯域
- 1 Hz – 200 kHz, + 0/ – 3 dB
- スルーレイト
- 60 V/µs
- ダンピングファクター
- > 170
- S/N比
- > 103 / 110 dB
- チャンネルセパレーション
- 81 / 65 dB
- THD+N
- < 0,009 %
- 電源コンデンサ容量
- 33.000 μF
- 電源電圧
- 100V 50/60Hz
- 消費電力
- 400 W(100 V/60 Hz or 50 Hz)
- スタンバイ
- < 0,2 W
- 寸法 (H x W x D)
- 9.5 x 27 x 27 (H x W x D / cm)
- 重量
- 7 kg
- 付属品
- ACケーブル
- 3/2アダプタ
- コントロールケーブル