Tonearm 10.5 / Brinkmann Audio
Brinkmann Audioの開発理念
Brinkmann Audio(ブリンクマン・オーディオ)は、1984年にレコード芸術の理想を追求するヘルムート・ブリンクマンによってドイツ南部アヒベルグに設立されました。
アナログレコードは、人間の感情を表す高解像度のプレイバック・メディアとして復活しました。レコードの音溝からできる限り情報を拾い出す一方、不要な共振を取り除き、心から楽しめる演奏を再生することがBrinkmannのアナログシステムの開発理念です。
スタティックバランス、ジャイロサポート疑似一点支持
10.0Tonearm(10.0トーンアーム)は、ジンバルサポートと一点支持の良いところを組み合わせた独特の構造のトーンアームです。
垂直方向の動きは、アームの両サイドから小型精密ベアリングでしっかりと抑え、スムーズで誤差のない動きを確保しています。水平方向の動きについてはアームシャフト上部のピボット部がアームの回転中心部に位置する小型精密ベアリングによって結合され、ここが支点になっています。これは一点支持とみることができます。
10.0Tonearmは、ベアリング自体のノイズを最小限にするために、最高精度を誇るスイス製極小ベアリングを採用しています。アームシャフト下部にもう一つベアリングを配していますが、一点支持の動きを妨害しないように、フリーに動けるようになっています。
アームパイプはハードアルミとステンレスの複合構造で、精密な表面処理により、剛性を高めると同時に共振を抑えています。接点はすべてノイズ源になるという発想で、アンチスケーティング機構もマグネットによる非接触タイプです。
Brinkmann Audioは製品として発表するまでに多くの試聴を繰り返し、設計思想が製品に反映されたことを確認してから自信を持って製品化いたします。
Specifications
- 形式
- スタティックバランス
- ジャイロサポート疑似一点支持
- スピンドル・ピボット間
- 243 +/-2mm
- 全長
- 307mm
- オーバーハング
- 15mm
- シェル オフセット角
- 24°
- ダイナミック質量
- 14g
- 質量
- 410g
- カウンターウェイト質量
- 150g
- 適合カートリッジ自重
- 8~16g