Tonearm 12.1 / Brinkmann Audio
Brinkmann Audioの開発理念
Brinkmann Audio(ブリンクマン・オーディオ)は、1984年にレコード芸術の理想を追求するヘルムート・ブリンクマンによってドイツ南部アヒベルグに設立されました。
アナログレコードは、人間の感情を表す高解像度のプレイバック・メディアとして復活しました。レコードの音溝からできる限り情報を拾い出す一方、不要な共振を取り除き、心から楽しめる演奏を再生することがBrinkmannのアナログシステムの開発理念です。
高性能なトーンアームを選択することで、カートリッジから拾い上げるレコードグルーブに刻み込まれた情報量が、ビックリするほど向上いたします。Tonearm 12.1(トーンアーム12.1)は、世界中のオーディオ誌から「リファレンス・クォリティー」と認められ、多く推薦されているトーンアームです。
ダイナミックマスが14gでどのモダンカートリッジとも相性がよく、12.1インチ長のTonearm 12.1は、12インチ用ベースにフィットするよう設計されています。
最適な共振制御とねじれに対する安定性保持のために、アルミとステンレスを使用しています。同じ理由で固定ヘッドシェルを装備し、アームチューブ表面は特殊アルマイト加工を施しました。
二重ジンバル構造サスペンションは、超精密ボールベアリングによってがたつきがない構造で押さえられ、ノイズの原因となる摩擦を生じさせずに、寸分違わない精度の高いトラッキングを行ないます。
垂直方向の力とダイナミックマスは、分割されているカウンターウェイトを採用したために、広範囲に調整できます。スケーティングについては、マグネットによる補正を行うため、接触部分がありません。
Tonearm 12.1は、アジマス調整を完璧に行うことができます。アーム下部の小さなクランプねじによってシェルの位置を適切な位置に固定することができます。シェルは+/-5°の範囲で動くため、付属している精密アジマス調整用のパーツによって、極めて高い精度の位置調整と高さ調整とができます。スタイラスがレコード面に対して垂直に位置することを重要視するBrinkmannの拘りです。
Brinkmann Audioは製品として発表するまでに多くの試聴を繰り返し、設計思想が製品に反映されたことを確認してから自信を持って製品化いたします。
Specifications
- 推奨距離
- 292mm +/-2mm(スピンドル、支点距離)
- アーム有効長
- 305.6mm
- アームボードからの高さ
- 70~80mm
- オーバーハング
- 13.6mm
- ヘッドシェルオフセット角
- 24°
- マウンティング表面
- 最低 30mm(プラッター表面距離)
- ダイナミック質量
- 14g
- アーム総重量
- 350g
- カウンターウェイト質量
- 200g
- 適合カートリッジ自重
- 4~16g