dCS Mosaicの新バージョン「dCS Mosaic 1.1.1」をリリース(2020.12.22)

dCS Mosaicアプリ「dCS Mosaic 1.1.1」

Mosaic 1.1.1には、すべてのdCSユーザーが利用できる多くの改善と新機能、そしてバルトークヘッドフォンDACオーナーへの新しい機能、新開発の「dCS Expanse」が含まれます。

Expanseは、バルトークヘッドフォンDACで強化されたヘッドフォンによる音楽再生をより優れたものになるように設計された独自設計プラットフォームです。

音楽録音中のサウンドモニターと、再生時のサウンドの大きな違いに対処するためにdCSは「Expanse」を開発しました。ほとんどの録音はスピーカーによってモニターされています。いっぽう、ヘッドフォンで音楽を聴くユーザーがこれまでになく多くなっているので、アーティストやエンジニアがレコーディング時、または、スタジオでミキシングする時に、モニターに近い音でヘッドフォンでも体験をできるようなプラットフォームが必要だと感じました。

過去数十年にわたってこのスタイトとヘッドフォンの差に対処するためにさまざまなテクノロジーが開発されてきました。そのほとんどは、音源をリスナーの脳内からスピーカーによってリスナーの部屋に以降させることによって、スピーカーで音楽を聴くことに重点を置いています。

しかし、スピーカーで鑑賞することと、ヘッドフォンの最適化の方法をいろいろと研究しましたが、スタジオ録音時のオリジナルな残響をも維持しながら音楽を再生する最適な方法は見つかりませんでした。実際には、ほとんどの場合、人工的な残響を追加することに依存していました。これは、dCSの製品には不適切だと思われる手法です。

そのため、徹底的な調査の後、私たちのR&Dチームは専門知識を使用して、レコーディング時の残響を失ったり損傷したりすることなく、実感的な音楽再生を目指す代替アプローチを開発しました。

このユニークな方法により、音楽により没入できる体験を提供できます。音楽演奏の細部だけでなく、ヘッドフォンでは失われがちだった、音楽演奏全体の空間と奥行きの感覚を捉えることができます。

Expanseを使用すると、リスナーはdCS機器による再生のすべての特徴(明瞭さ、ディテールの精度、リスナーを引きつけるようなサウンド)と、音楽がそこに現れるという、ユニークな体験を楽しむことができます。

エクスパンスについて詳しくは、Tidalメンバーはいかに推奨のリファレンストラックをまとめました。

ほかに何かあたらしいことは?

Expanseは、Mosaic1.1.1に含まれているいくつかの新機能の1つにすぎません。

その他の追加には、TIDALの自動生成プレイリストのサポートを追加するTIDAL My Mix、リスナーが再生キューまたはプレイリストにトラックを追加できる再生キュー機能の更新、メディアの閲覧、再生、および制御機能の改善が含まれます。

モザイク1.1.1は、12月21日月曜日のグリニッジ標準時午前10時(日本時間 12月21日午後7時)からダウンロードできます。詳細については、当社のWebサイトとソーシャルメディアページ、およびフォーラムdcs.communityで共有されます。